3坪農園開墾物語
** 1.農園開墾 **
2001.8.1

お父さんは<定年になったら晴耕雨読の生活を!>と夢見て、 「耕」の出来る小さな家庭菜園を作ろうと思っていました。ところがいざ退職 してみると菜園作りの前にやるべきこと、やりたいことが一杯出てきてそれどこ ろではなくなってしまいました。 やっと退職慣れして来たのでそろそろ「耕」をと思った時には既に1年が経っ ていました。
定年おじさんの家から北へ自転車で約10分の所にファ−ブル昆虫記の舞台 にでもなりそうな雑木や雑草で覆われた小さな土地が有ります。 そこには蜂や蝶々や蛇までいるため、今では周りの腕白坊主の格好の遊び場と なっています。 定年おじさんは前々からその遊び場の1画に食い込んで子供達と共存しながら 家庭菜園を作ってみようと考えていました。 しかし現地は前ペ-ジのタイトルバックでも分かるように雑木・雑草が今を盛り と伸び放題です。 これはもう「菜園を作る」というより「農園を開墾する」 と言った方が相応しい状態です。
こうなると作る菜園の大きさは体力の限界で決まることになります。 さて何時頃、どんな家庭菜園が出来ますことやら、ことの顛末の全てを 都度更新してまいります。 定年おじさん、夢の生活「晴耕雨読」に向けて、、、。

* 定年おじさんの夢舞台 *

現地は萩やススキの生い茂る100坪ほどの小さな荒地です。定年おじさんは できるだけ雑草、雑木の根っこの少なそうなところに狙いをつけて開墾しよう と考えていました。農園の大きさはおじさんの体力で決まります。

2001.6.28撮影



* 雑木、雑草刈り取り *

萩やススキ、酢橘の雑木を避け、そして子供達が足を踏み入れない所を選んで 草刈、雑木伐採を始めた。蛇の出現に怯えながら、汗をかきかき慣れない作業 を続けること丸三日、刈り取った面積が約3坪、長靴型の畑の輪郭が出来上 がった。

2001.7.1撮影



* 草の根の掘り起こし *

雑木、雑草刈りの次は根っこの掘り起しです。浅い根っこから順番に取り 除き、三日目深い根っこを掘り起こしていた時、鍬の先端にカチッ といういや-な手ごたえが来た。深さ20cm位の所に畑を横断するように 昔の家のコンクリ-ト基礎が出現した。さあ困った。
2001.7.3撮影



* 畑土入れの準備完了 *

コンクリ-ト基礎が取り除けないとその部分の畑の深さは30cmとなって しまう。これでは大根は育たないだろう。こうなったら畑の外郭にコンクリ-ト 壁をもう1段積み増し、その分だけ畑土を沢山入れよう。耕作土深さは少なく とも40-45cmにはなるだろう。

2001.7.13撮影



* 畑土運搬 *

7/19近くの土建屋さんに頼んでおいた畑土が運ばれてきた。土を畑の中央に 下ろすため、2トントラックが中に入れるように入り口側の外郭コンクリ-トを 一部外した。

2001.7.19撮影



* 山土の山積み *

2トンダンプが荷卸した後、畑の中央には赤い土が綺麗に山積みされていた。 ダンプの運転手は「山土を持ってきました」と言う。定年おじさんが「畑土 を頼んだはずだが」と言うと、運転手は平然と「山土に肥料を混ぜて畑土を 作るんです」と言う。昔から非農家の定年おじさん今納得!

2001.7.19撮影



*平らに均して一見畑 らしく*
土建屋さんに頼べば、今すぐ作物の出来 る畑土を持ってきてくれるなら農家の人は苦労しないか、、。気を取り直して さあ土作りから始めるぞ。秋冬野菜に間に合うか、、。 何はともあれ今日のところは山積みの土を平らに均し、形だけでも畑らしく しておこう。

2001.7.19撮影


こうなったら次回テ-マは「野菜つくり」の前に「土つくり」



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