小さな旅行記

*梅雨空の伊良湖サイクリングロ-ドを走る*
2001.7.12.第5回更新

6月22日(土)、今日は前々から計画していた伊良湖サイクリングロ-ドへの「RIDE&BIKE」ツ-リングの予定日だ。空は昨日に引続き雨雲が垂れ込め今にも降り出しそう。スタ-トしようか止めようか、6時から起きて天気予報を聞いたり空を見上げたり、、、いらいらしながら8時まで待った。空は晴れとも雨とも明確にサインを出さない。出かけたい気持ちが押さえられない。今時は梅雨、エ−イッ!降られてもともとと心に決め自転車をファンカ-ゴに積み込んだ。9:38スタ-トした。どんな1日になることやら天の神様に全てを任せた、、、、。

「RIDE&BIKE」ツ-リングデ-タ

1.自動車デ-タ(碧南市自宅---伊良湖岬 道の駅駐車場)
往復 日時 走行距離 所要時間
往き 2001.6.22(土)9:38-12:34 82km 2時間56分
帰り 2001.6.22(土)17:00-19:40 85km 2時間40分

2.自転車デ-タ(道の駅駐車場---自転車道終点標識地点)
往復 日時 走行距離 平均スピ-ド
往き 2001.6.22(土)13:00-13:40 9.7km 14.7km
帰り 2001.6.22(土)13:52-16:00 10km ---km

注)自転車帰りは「観、話、食」中心のため平均スピ−ドは空欄とした。

以下に自宅スタ-トから帰着までの顛末を写真中心で纏めました。ご覧下さい。

*6/22(土)9:38 自宅スタ-ト *

ファンカ-ゴの後部座席をフルフラットに倒してそこに自転車を乗せる。
サイクルホ-ルドベルトをフレ-ムのまん中に一巻きし、その両端をフロアのフックにしっかり固定して締め上げる。このベルト1本で不思議と自転車はびくともしなくなる。これなら何処までも走れそうだ。
後は天の神様に降らないことを祈るだけ、、、9:38スタ-ト。

01.6.22撮影、以下の写真は全て同日撮影



*上塚橋も煙って見える *

自宅を出発して暫らく矢作川を遡り、煙って見える上塚橋を渡る。
自宅のある碧南市から西尾市、幸田町、蒲郡市経由で田原町まで23号線に乗ってひた走る。
今日1日何とか降らずにもってもらいたいものだ、、、、。祈りつつ走る。



* 田原町道の駅「メックンハウス」にて一休み*

自宅を出発して約1時間半23号線、259号線と乗り継いでノンストップでここまで来た。途中雨も降らず順調な走りだ。
11:15 道の駅「メックンハウス」の大きな看板に引き寄せられて一休みすることに、、、。特産品のメロン、野菜、土産小物等所狭しと並べられ、大勢の人でにぎわっていた。



*道の駅で昼飯としよう*

道の駅らしく食堂はお手軽メニュが並んでいる。じゃこ飯ハ−フうどんセットが450円、結構美味。
ここから伊良湖先端まであと27km。腹ごしらえも出来たところで、259号線をもう一走りするか。



*伊良湖岬最先端の道の駅兼フェリ−乗り場
「クリスタルポルト」に到着*


12:34岬最先端にある道の駅兼フェリ−乗り場に到着。駐車場は満車、場内を2.3回廻ってやっと出て行く車を見つけてその後に駐車。この分だとサイクリングロ-ドも混雑か、、、。



*伊良湖サイクリングロ-ド*

早速自転車を下ろしてツ-リング準備完了。道の駅の案内のお姉さんにサイクリングロ-ドの状況を確認、この道は約10kmで一旦行き止まりとのことだった。(その先別途サイクリングロ-ドは続いているようだ、、。)
梅雨空の下、伊良湖サイクリングロ−ドツ-リングに向け13:00スタ-ト。



*梅雨空の伊良湖サイクリングロ-ドを走る*

走り出してすぐ急な上り坂が現れた。ギヤ-をおとして2・3km汗をかきかき走ったろうか、下りに転じようとしたカ-ブのあたりで初めて自転車に乗った父子の二人ずれとすれ違った。暫らくして又一人息を切らせて登ってくる中年MTBライダ−に会った。終点につくまでこの3人のほかには自転車で走っている人に会わなかった。海風を受けてはしる海岸線道路は空いていて俺の道かと錯覚を起こす程気持ちが良い。

写真は日出の石門辺りの高台から片浜13里の海岸沿いに走るサイクリングロ−ドを写したもの。



*終点まで一気に走る*

終点までほぼノンストップで一気に走りきった。終点はガ−ドレ−ルで道路をさえぎってあった。ここで形の良いダルメシアンを散歩させている人に出合い、言葉を交した。有名なフリスビ-犬らしい。

復路はゆっくり楽しみながら走ろう。




*ウチワサボテンと供養塔*

太平洋の大波を左手に見ながらの帰り道5kmくらい来た所で、黄色い花を一杯つけた大きなウチワサボテンを見つけた。、その隣に石の供養塔が立っていた。近くにウチワサボテンを植えている人がいたのでその謂れを聞いてみた。曰く「大正年間、ある日網元がサボテンの前の海に網を入れたところ、当時のお金で1万5千円分の鯛が捕れ、村人が大いに助かった。これに感謝して供養塔を建てた」とのこと。その他自転車ツ-リングのことや彼の四国88ヶ所巡礼経験のことなど、我々2人の他は誰もいないことをいいことに30分位も話し込んだ。帰り際、何時か自転車で四国を廻る時のためにと巡礼グッズを頂いた。感謝!


*サイクリングロ-ド沿いの見所と道路事情*

椰子の実の楽曲記念碑 日出の石門に向かうサイクリングロ−ド 道路のひび割れ-----補修跡あり

こうして復路は人と話し、海を眺めながらゆっくりゆっくり走って帰った。だんだん雲行きが怪しくなってきたが、、、、、どうにか降られずに済みそうだ。
駐車場に着いて車に自転車を積み込むと同時に、計ったように土砂降りとなった。ツ-リング終了まで水撒きを待ってくれた天の神様に感謝!感謝!
暫らく車の中で雨宿りしていたら、小降りになったので伊良湖灯台から恋路が浜まで、岬の石畳道路を歩いてみることにした。
しかしこの思いつきは大失敗だった。あれだけ人通りの無かったサイクリングロ-ドと大違い、ここは人、人、人。しかもどうしたことか必ず手を繋いだ2人ずれだ、、、。汚い格好をした独り歩きの老人は異次元の世界に迷い込んだようなものだ。ここは足早に過ぎるしかない。それでもしぶとく写真を2枚撮って帰った。その写真は次!

*伊良湖岬灯台*

平成10年に思い出に残る灯台として「日本の灯台50選」に選ばれた。白亜の灯台。



*恋路が浜*

灯台から日出の石門までの約1kmの綺麗な砂浜。
「日本の百選」(道、渚、白砂青松、音風景)に選ばれている。
何気なく撮った写真はタイトルをつける必要も無いほどこの砂浜の雰囲気を表していると自画自賛、、、。



*フェリ-最終便も出てしまったようだ*

17:00フェリ-乗船駐車場に車は1台も無い。
梅雨空だったが雨も降らず、今時では最高のお天気の1日だった。
さあ帰るとしようか、、、。
19:40無事帰宅。




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