** 2006 3坪農園 農業日誌  **


今年は3坪農園を全面サツマイモ一色で埋め尽くすことにしました。
その顛末を ご覧下さい



農業日誌

2006年6月5日(月)晴れ<3坪農園・外壁作業>

畑の中を縦横無尽に走っている雑草の地下茎は、浅く埋めてある外壁コンクリートブロックの下を潜って畑の中に侵入して来たようだ。これを喰い止め るには更に深いコンクリート壁を埋め込むしかない。チョコ板埋め込み作業を始めて、今日で3日目になる。鍬、スコップを使って外周を溝状 に堀り、チョコ板を嵌めていく。1時間掘っては一休み、そんな繰り返しで、やっと今日、全周に板を嵌め終えた。休憩毎にグミを食べ、今年は小鳥の 分が無くなってしまった。(最後のグミの写真)。これで明日から本来の農作業開始。耕し、苗を植えるとしよう。




2006年6月6日(火)晴れ<本来の農作業開始>

畑周りの雑草刈り、地下茎対策の為のチョコ板埋め込みを終え、今日初めて本来の農作業を開始した。畑全面を耕すことから始めたが、1鍬入れる毎に 網の目に延びた地下茎が絡みついて、根っこを手で取除かなけれが次に進まない。1鍬毎に立ったり座ったりで、膝と腰が悲鳴をあげだした。 丁度半分耕し終わったところで、今日の作業は終了とした。畑からの帰り道、村の花屋で「芋蔓」の値段を確かめに寄った。1束50本で700円と なっていた。これでは3坪農園には多過ぎる。去年は25本500円で売っていたはずだが、、、。いずれにせよ根っこの掘り起こしに後1日はかかる。 それから又見に来る事にする。お母さんは、腰を擦っているおじさんを冷たい目で見ながら「八百屋さんだとサツマイモを500円も買うと持ち切れま せんよ」と憎まれ口を叩いている。雨の前に植え付けてしまわねば、、。日課の自転車をお休みして、明日も農作業は続く、、、。


2006年6月7日(水)晴れ<地下茎掘り起こし完了>

地下茎の掘り起こしを何とか今日中に完了させようと必死になって鍬をふるった(写真参照)。麦藁帽子を水に浸け、そのまま被ると水滴が汗と一緒に流れ落ちて、 首筋が冷やされる。そんな工夫をしながらやっとの思いで畑全面を耕し終わった。7日間掛かって、植え付け準備は一様終了した。 隣のおじさんが声を掛けて来た「イモを挿すなら一雨欲しいね」と。あれ〜、雨前に挿そうと思っていたおじさんは間違いだったのか。天気予報は(金) が雨。


2006年6月9日(金)曇り<サツマイモの蔓>

昨日、サツマイモの畝を造り、一雨来るのを待った。今朝起きてみると、お誂え向きに夜中にかなり降ったようだ。庭木が濡れている。テレビも昨日 入梅したと言っている。後は、芋の蔓(苗)を買って来て挿せば、計画通り一連の農作業は一先ず終了となる、、筈だったが、そんなに物事は思い通り に進まなかった。午後、芋蔓を買いに行ったら、花屋のおばさんが「売り切れました。次は何時来るか分りません。必要なら予約して下さい」と、又 「品種は紅東か金時かどちらが来るか分らんので、来たモノをお渡しします」と、およそ商売屋さんとは思えない超強気の対応をされてしまった。おじ さんが草取りを面倒がって、延ばし延ばしにして来たため、サツマイモの植え付け時期を逃してしまったらしい。河川沿いコースを走っていると、 プロの作る芋畑の蔓は既にかなり伸びている。自業自得というところか。
走行データ D:13.58 T:0.54.39 A:14.9 M:27.4 O:11715

2006年6月12日(月)晴れ<サツマイモ苗、植え付け完了>

やっとと言おうか、とうとうと言おうか、今日、サツマイモ蔓(苗)の植え付けを終わった。月初から雑草刈りをスタート、畑の中の根っこの掘り起こし、 畝作り、雨待ち・・、サツマイモの蔓(苗)の予約・・、そして昨日、黒ビニールのマルチングを終え、今日、目出度く蔓挿し(苗の植え付け) 完了となった。実に半月間に渡る長丁場の作業だった。その間、炭酸栄養ドリンクを何本飲んだことだろう。今晩はビール!汗の結晶「芋畑の写真」。


2006年11月1日(水)晴れ<3坪農園草取り>

日向に居るとジッとしていても汗が出そうなこんな日に、おじさんは3坪農園周りの草取りを始めた。例年なら12月オーラス、 寒い最中にやる仕事だが、今年はチョッと事情が違う。と言うのも今度の日曜日(11/5)に二人目の孫のお宮参りをする事になっている。上の孫の 運動会の時、赤ちゃんのお宮参りを済ませたら、お兄ちゃんはジジの3坪農園でサツマイモ堀りをしようと約束してあったのだ。そのため時期外れにな る迄イモは掘らずにおいたのだ。それが原因か、蔓は長く長く何処までも伸び、雑草と見分けが付かない。それを綺麗に刈り取り、イモ畑の輪郭を浮き 出させた。畑の2辺を綺麗にしただけで首から背中まで汗びっしょりになった。全部綺麗にして、孫が畑を走り回れるようにするには後2日位は掛かり そうだ。こんなに遅くまで掘らずに置いてあると多分芋は巨大になっていることだろう。孫は喜びそうだが、お母さんは手こずりそうだ。

2006年11月3日(金)晴れ<3坪農園草取り2日目>

一昨日、延び放題に伸びたイモ蔓と雑草を見境無くザクザクと刈り取って、畑の2辺の輪郭が浮かび上がった。今日は残り2辺の周りを刈り取って、 正に、雑草の中から、イモ畑の輪郭全容を掘り出した。葉っぱはコワくて大きい。蔓は太く長い。多分栄養が葉っぱや蔓の方へ行ってしまったのだろう。 明後日(11/5)、二番目の孫のお宮参りが終わってから、日本一遅い芋掘りをしよう。今日も引き続き満身創痍。



2006年11月5日(日)晴れ<遅い芋掘り>

本日の我家のメーンイベントは二人目の孫のお宮参りだ。お母さんは朝から神棚にお神酒、塩、白米のお供え物をし、孫の到着を待った。我家の神棚と 村のお宮さんにお参りし、健やかな成長と、氏子の仲間入りをお願いした。滞りなく行事が終わったところで、今迄神妙にしていた上の孫が、今度は 俺が主役だとばかりに、以前ジジと約束した「芋掘りをする」と喚きだした。ジジもその積りで準備していたし、何より約束は守らねばと、日本一遅い 芋掘りに出かけた。案の定、イモは成長し過ぎて巨大になっていた。孫は自分で掘り出した芋の大きさに大満足のようだが、さ〜て味の方は・・。


2006年11月9日(木)晴れ<残りの芋掘り>

月初大安の日、2番目の孫のお宮参りを終わってから、上の孫と芋掘りをした。3坪農園の半分、1.5坪を掘り終わって、ビニール袋1杯のサツマイモを 収穫した。その様子はその日のブログに写真付きで書いた。孫は大根ほどの大きな芋を掘って大満足の様子だった。さて、ぽかぽか陽気の今日、残り 1.5坪分をおじさんは堀に行った。が、しかし、しかしである。芋の形といい、量といい、全くお話にならない。全然駄目。葉っぱはあんなに凄かったの に。残りの1.5坪はず〜と芋の連作で来ている。これがいけないのだろうか。


2006年12月3日(日)晴れ<3坪農園のナンキンハゼ>

我家の3坪農園周りは雑木林になっていて、一番大きなナンキンハゼの紅葉が終わると、おじさんは林の枝払いをする。これが年末の仕事だ。今年も、 もうそろそろだろうとカメラを提げて様子を見に行った。ところが、先日、この日記に「近くの街路樹の見事な紅葉に比べ、我家のナンキンハゼは未 だに色付きもしない」と嘆いて書いたが、今日もその時と代わり映えしていなかった。このまま紅葉もせず、落葉となるのだろうか。おじさんの所属 するMLでは例年にも増して、綺麗な紅葉がUPされているというのに・・・。今年のナンキンハゼは諦めて、他の木を見て廻った。大きな枇杷の木 の下に一人生えして来たクチナシがあって、枝に綺麗な赤い実が3個付いていた。花の時期には良い匂いがするはずなのに、畑仕事をしていても気が 付かなかった。多分ひっそりと咲いたのだろう。思い掛けない発見だったので、儲けた気分になった。今年はこの朱色の実を紅葉の代わりと致しましょう。 サツマイモ一色の2006年農業日誌は、これにて終わりとします。特大イモを掘り出してニコニコの孫の顔が唯一の収穫でした。



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